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アトピーと化学物質

私達の身の周りには、当たり前のように呆れるほど人工的な合成化学物質が存在します。
アトピーで処方されるステロイドやプロトピックも化学物質のひとつですし、スキンケア用品や食べ物、水道から出る水にも合成化学物質が含まれています。

農薬化学肥料、病気を治すための化学薬品、服やじゅうたんの化学繊維、防腐剤や香料などの化学調味料、またそれらを生成する工程で使われる化学物質然り、排出される物質も然り、ともかく私達人間は、便利で過ごしやすい生活環境を得る為に空気も土も水も汚染しています。

そんな社会環境の中で暮らす私達ですから、アトピーなどの健康被害が増えるのが頷けます。
自業自得と言えばそうですが文明と経済の成長が生み出した汚染病であり、人工的な化学物質が人体へ影響を及ぼしている事実は計り知れません。

化学物質を排除しただけでアトピーが改善する

アトピーの原因がアレルギー性にしろ生活習慣にしろ内蔵疾患にしろ、化学物質を排除しただけでアトピーが改善する例は多々あります。

一番改善が多くみられるのは洗濯洗剤です。
洗濯に使用する界面活性剤蛍光剤などが入った洗剤を止めたらアトピーが改善されたという事例がとても多いです。

白く洗い上げて良い香りがする洗剤ですが、その中には界面活性剤や蛍光剤などの化学物質がたっぷり入っています。
それに加え、今の洗濯機は水を節水して洗い上げますから洗剤の残りカスがついたまま干し、それを着る。

こうした一連の流れで皮膚炎を起こしたり、汗疹(あせも)が治らなくて悪化し、ステロイドをつけざるを得ないというケースが出てくるのです。

ですから、例えアトピーでなくても洗濯には無添加洗剤を使うか、洗剤を使わずに洗濯するのがお奨めです。特に赤ちゃんや乳幼児のアトピーで悩む家庭では、真っ先に取り入れてもらいたい生活用品です。

シックハウス

化学物質がアトピーへ影響する物として、住居の建材壁紙で使われる化学物質による影響(シックハウス)があります。

「引越しをしたらアトピーがでた」「じんましんがよくでるようになった」「花粉症になった」など、住まいが変わって間もなく出るアトピーは、まず第一に使われている建材や壁紙などによる人体への影響を考える事です。

当然その前に湿気によるカビや、畳が古かったらダニやダニの死骸、絨毯を敷いているようなら絨毯の素材、ソファや家具などに使われている素材などにも気を配るのは言うまでもありません。

引越し先が特に湿気が多い環境ではなく、家具類を新調してもいないし絨毯を敷いているわけでもない。こうなってくるとアトピー因子はシックハウスの可能性が高くなってきますので、それに対する対策が必要となります。

一番の解決策はシックハウスの心配の無い住まいに移り住む事ですが、そう簡単に引越しはできるものではないので、まずは部屋の空気汚染度を測ってみます。建築業者に計測を頼んでみるのが手っ取り早い方法です。

 
化学物質名 推定される発生源 人体への影響
ホルムアルデヒド 合板、接着剤、防かび剤 目や鼻に刺激、呼吸器に不快感
トルエン シンナー、塗料、接着剤、ラッカー 目や気道に刺激が起こり、疲労、吐き気
キシレン 塗料、芳香剤、接着剤、油性ペイント 目、鼻、のどが刺激
パラジクロロベンゼン 防虫剤、防臭剤 目や鼻に痛み
エチルベンゼン 塗料、接着剤 めまいや意識低下
スチレン 断熱材、畳、接着剤、発砲スチロール 目や鼻に刺激
クロルピリホス 殺虫剤、防虫剤、防蟻剤 倦怠感、頭痛、めまい、吐き気
フタル酸ジ-n-ブチル プラスチック可塑剤、塗料、顔料、接着剤 目、皮膚、気道に刺激
テトラデカン 灯油、塗料 不明
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル 可塑剤、壁紙、床材 皮膚炎
ダイアジノン 殺虫剤 倦怠感、頭痛、めまい、吐き気
アセトアルデヒド 接着剤、防腐剤、写真現像用 目、鼻、のどに刺激、皮膚炎
フェノブカルブ 殺虫剤、防蟻剤 倦怠感、頭痛、めまい、悪心、嘔吐、腹痛

※一部を抜粋して掲載しています。発生源や人体への影響の強弱など、これに限るものではありません。

 

専門家による計測によって、もしこれらの物質が標準値より上回る結果がでたら、まずは「空気をきれいにする」対策をします。

  • こまめに換気をする(窓を開けると花粉や黄砂による心配もでてくる)
  • 空気清浄機を置く(高額)
  • 質の良い炭(備長炭)などを置く(効果が薄い)

今は品質の高い空気清浄機がありますので、寝室だけでも空気をきれいにするよう対策をすると効果を期待できると思います。

 

化学物質に対する考え方

これ以外にも、「食べ物」「着るもの」など生活に関わるもので化学物質に汚染されているものは沢山あります。
化学物質がなければ社会生活ができない、というのも言いすぎではないくらいです。

しかし、○○○のせいでアトピーになった、○○○があるからしょうがない、と後ろ向きな考えをしていてもアトピーは善くなりませんし、第一生きている楽しみが見出せません。

アトピー因子の疑いのあるものは可能な限り除去する。すぐに結果は出ずとも前向きに、でき得る範囲で、自分なりの対策を進めることが治癒への突破口となり、精神的な健康をも生み出す活力となることだと思います。

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