【要注意】落屑(らくせつ)はダニの大好物!強い味方はやっぱりアレ
常にガサガサしているアトピー肌につきものな「落屑(らくせつ)」。落屑はダニの大好物って知っていました? 寝ている時に掻いて落ちてしまう剥がれた皮膚に要注意!
落屑はダニのエサ
聞くだけで痒くなる「ダニ」。
ハウスダストやダニにアレルギー反応が出る方は、特に敏感になりますよね。
ダニは、人が排泄する皮膚やフケ、食べこぼしたカスなどが大好物です。それをエサに、わんさかわんさか繁殖します。
皮膚は365日代謝を繰り返していますから、実は健康な皮膚の方でも、落屑は起こっています。
アトピー性皮膚炎の場合は、じゅくじゅくと浸出液が出る時期を除き、常に皮膚は乾燥しガサガサと毛羽立つように落屑が起こりますから、ダニの恰好なエサ場となってしまいます。
湿度が高い日本の気候では、ダニを完全に駆除するのは難しいと言われていますが、できるだけダニを繁殖させない(ダニにエサを与えない)工夫は、アトピーを患う者であれば常に頭に入れておきたいことです。
生きているダニだけでなく、ダニの死骸もアレルギー反応に関係していますので、スキンケアや食生活でのアトピー対策とあわせて、積極的にダニのエサ「落屑」を処理しましょう。
落ちた皮膚をササッと処理する強い味方「コロコロ」
1番強い味方となるのはやはりコレ、「コロコロ」です。
掻きむしったあと必ず落ちる皮膚は、ササッとコロコロで掃除しましょう。
床が絨毯や畳の場合は尚のこと、念入りに2回、3回とコロコロしてください。床がフローリングの場合は粘着面がフローリングにくっついてしまう場合がありますので、一度衣服などをコロコロして粘着力を弱めてからコロコロすると捗ります。
スーパーやドラッグストア、量販店などで手軽に買える「コロコロ」は、アトピーの落屑の強い味方です。
ダニじたいの駆除もお忘れなく
ダニにエサを与えない対策と同時にやっておきたいのが、ダニじたいの駆除。
薬品を使わなくても、おばあちゃんの知恵袋的な知恵や、吸引力の高い先進的な掃除機などがあります。
- 布団乾燥機でダニをやっつけ、掃除機で吸い取る。(座布団やクッション、ぬいぐるみも同様に。)
- 天日干しでダニをやっつけ、掃除機で吸い取る。(布団を叩くのは綿を傷めてしまいます。)
- 絨毯や畳は、毎日掃除機をかける。
「掃除機」は落屑処理にもダニ駆除にも役立ちますが、排出される空気にも気を配ってみてください。見た目、布団や床がキレイになったと思っても、排出された空気に思わぬ落とし穴があってはいけませんから、パック式の場合は交換頻度を高めたり、キレイな空気を排出する掃除機などを取り入れてみてください。
神経質になりすぎると暮らせない!「ほどほど」がちょうどいい。
ただでさえ痒みと痛みでイライラするアトピー。
食生活に生活用品、化粧品にシャワーの塩素除去、、、進めたいアトピー対策が山ほどあるのに、お財布事情や時間の都合で、なかなか進められないという方も多いはず。
そこへもってきて今度は落屑処理とダニ退治。ほんとにアトピーは大変で辛い、トホホな病気です。
さまざまなアトピー対策がある中で、「これだけは」という対策は、実は「心のゆとり」や「ストレス発散」「リラックス」だったりします。
あれもこれもと完璧を求めず、「今できる対策はここまで」とラインを設け、神経質になりすぎないことも必要です。
「何事もやり過ぎは良くない」と申します。
アトピー肌のご機嫌を伺いながら、コロコロ落屑処理やダニ退治は「ほどほど」くらいがちょうどいいのかもしれませんね。
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