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アトピーは完治するのか

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アトピーは完治するのか

アトピーペディアへ寄せられた質問

社会に出てから顔(目と口の周りとおでこ)にアトピーを発症し、プロトピックを使っていました。
一時期、手にもアトピーが出て、ステロイドを使っていた時期もあります。
地元の温泉に毎日通い、食生活の改善と馬油で、脱プロ・脱ステをして1年になります。今は、色は赤茶けていますがカサカサ乾燥してる程度で、化粧で隠すとアトピーとは思われないレベルです。手もシワが残っている程度と、爪が若干凸凹しています。この状態で、アトピーが完治したと言えますか?痒みは脱ステした時のような強い痒みはなく、汗をかくと痒くなる程度です。

回答

アトピーが完治するとはどの時点か?

基本的に、アトピーは完治するものではなく、アトピーが発症していない状態が続いていると受け止めておくといいです。

アレルギーの要因が強いアトピーは一過性の皮膚疾患ではなく、もって産まれた肌質、あるいは体質と考えられます。つまり、DNAが変わらない限り一生背負うことになります。

質問者さんのような突発的なアトピー、もしくはアトピーに似た皮膚炎の場合は、生活習慣や環境、内臓の健康状態やストレス、化粧品や薬品による影響が要因のことが多いですから、こちらはそれらを見直すことによって完治を目指せるタイプのアトピーと言えます。

さて本題ですが、質問者さんの今の状態は、まだ「完治はしていない」状態であると考えられます。
何故かというと、痒みが残っているからです。
アトピー症状が完全になくなると、汗をかいても痒くなりません。
ですから、まだまだ肌は敏感な状態で、アトピーだと言えます。

次に、色素の問題ですが、皮膚のターンオーバーが約28日周期で正常にくるようになると、勝手に肌は白くなっていきます。日焼けした肌が元の色に戻るのと同じ原理です。

色素沈着が改善されていないようであれば、この事からも、まだ肌は健康な状態にないとみることができます。

次にシワの問題です。
シワは乾燥が原因ですから、肌が潤ってくると目立たなくなります。
まだ乾燥があり、シワが目立つということは、この事からも、まだ肌の水分量が健全ではないとみることができます。

最後に爪の凸凹の問題ですが、実はこれもアトピーと関係しています。
爪の生え際にある「甘皮(あまかわ)」、健康な方には必ずあるものですが、爪の正常な伸びをサポートしているのが、この甘皮です。

指や手にアトピーを患うと、甘皮が無くなります。
甘皮も皮膚細胞が角質化したものなので、アトピーになると角質に異常をきたし無くなってしまうのです。
甘皮が無くなった爪はまっすぐ伸びることができなくなり、凸凹したり、縦にギザギザが入ったような爪になってしまいます。
このことからも、まだ皮膚の角質化が正常になされていないとみることができます。

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