たっぷり睡眠で皮膚の再生力UP!
人間の細胞は眠っている間に再生されます。
皮膚細胞はもちろんのこと、脳や体内にある数多の細胞が睡眠の間に再生されるのです。
その他にもホルモンの分泌や血液循環にとっても睡眠はとても重要なのです。
特にアトピー治療においての「睡眠」はとても大きいウェイトを占め、睡眠を十分とれるかとれないか、要は皮膚再生時間が十分かそうでないかで、治癒経過に大きく差が出ます。
大きく分けて、睡眠には4つの働きがあります。
1、細胞の再生とホルモンの分泌
細胞の再生と成長ホルモンの分泌は、睡眠中に活発に行なわれます。
特に夜11時~2時の間には最も分泌が活発に行なわれ、この時間に質の良い睡眠ができていれば、皮膚や毛髪、骨や筋肉の成長などが正常に且つ潤滑に促されるのです。
ですから結果として、睡眠が不足すると皮膚の新陳代謝が低下しまいアトピーの治癒はおろか肌荒れの原因を作ってしまっていると言えるのです。
2、免疫力アップ
睡眠中は副交感神経の働きが活発になり、リラックスした状態になります。
その状態になると、免疫系を担う白血球(ナチュラルキラー(NK)細胞、T細胞、食細胞、B細胞)、免疫細胞の活動が促進されるのです。
免疫力が弱まると、出なくてもいいアレルゲンによる抗体反応が出てしまったり、アレルゲンに過剰に反応してしまったりと、アトピーと関わりのある体内の活動がでてきてしまうのです。
ですから結果として、睡眠が不足すると免疫力が弱まりアトピーが出る原因を作ってしまっている、そしてアトピーを治りづらくしていると言えるのです。
3、疲労回復
活動していると脳も体も消耗して疲労がたまります。
睡眠には、疲労を回復させる働きがあります。 睡眠不足だといらいらしたり、集中力が欠如したりすることも多く、体のだるさを感じたりという症状が出てしまいます。
4、記憶の整理
これは脳に限っての働きですが、睡眠には、活動しているうちに記憶された様々なことを整理する働きがあります。
この働きがないと、人間は食べた物や買ったものを思い出すという術ができなくなり、物事を理路整然とこなせなくなります。
皮膚に関係がある働きを主に書き出していますが、要は睡眠はアトピー治癒にとって必要不可欠で、且つ質の良い睡眠をとることが大切だという事です。
アトピーを患っていると、かゆみでどうしても夜中に目が覚めてしまいます。
重症ともなれば、寝入る事もできないほどかゆみに襲われます。
そういう状態が皮膚にとって悪循環となる理屈は解っていても、かゆみで寝れない辛さが解決されるわけではありません。
そんな時はステロイドが入ってないかゆみ止めを使って、質の良い睡眠をとるのもひとつの方法です。
炎症を起こした皮膚にこれらの薬を塗ると接触性皮膚炎を起こしたり、二次感染を起こす可能性は否定できません。
どうしても質の良い睡眠がとりたい時だけと決めて、自己責任で試してみて下さい。
特に顔には使わないで下さい。
このページを読んだ人はこのページも読んでいます
アトピーで悩んでいる友達にも教えてあげてね♪
60記事公開中 全てアトピーペディアオリジナル
>トップページで目次を見る
TOPIC
【アンケート】あなたの生活習慣や生活スタイルは?
アトピーペディア セレクション♪
アトピーが治っていく段階を順番に見る
新着記事
記事を書いてるのはこんな人
ライター(運営者)プロフィール