皮膚の赤み、腫れ
アトピーの代表的な症状と言えば「赤み」。特に「腫れ」をともなう赤みは、炎症が主な原因です。
「炎症」と聞くと怖いイメージがありますが、私たちの体の中では、常に、炎症物質と、それに対抗する物質が戦っています。
そのバランスが整っているうちは「健康」を保てますが、炎症物質が多くなったり、対抗する物質が減ってしまうと、たちまち体に症状となって出てきます。 これが「痛み」「赤み」「腫れ」です。
炎症物質が多くなる原因には、外部からの刺激が原因で起こる炎症と、体の中で起こる炎症があります。
外部からの刺激が原因で起こる炎症
外部からの刺激が原因で起こる炎症にはさまざまなものがあります。
包丁で指を切ったり、手術でお腹を切ったり、転んでひざを擦りむくなどの外傷(ケガ)。
菌が体内に入ってしまうことで起こるニキビや鼻炎、肺炎や腸炎。
ウィルスが体内に入ってしまうことで起こるヘルペスやカポジなど。
傷の場合でみてみると、体に傷ができると、たちまち細菌やウィルスなどの異物が侵入してきて、炎症症状が起きます。
そのとき体はどういう反応を示すかというと、血を止める、傷をふさぐなどの瞬時に起こる反応と、あとからジワジワ異物を排除しようとする反応が起こります。
アトピーの症状と重ねてみると、瞬時に起こる反応が赤み、腫れ。 あとからジワジワの反応が浸出液です。
ちなみに、傷から入ってくる菌やウィルスを異物かどうか判断するのは「免疫」。
免疫も体の生体防御機能の一つで、炎症反応と深く関わっています。
体の中で起こる炎症
関節痛などが良い例です。
運動をする人に多いですが、関節などに過度にかかった負担が引き金となり、小さな炎症から、しだいに大きな炎症になって「痛み」や「腫れ」を伴います。
「テニス肘」、「野球肘」と呼ばれるのがこのケースです。
年配者のお悩みで多い、ひざが…. 腰が…. という痛みも同じように、なめらかな関節運動に必要な物質が減ることで臓器や骨に負担がかかり、炎症が起きてきます。
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