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汗疱(かんぽう)も手強い!! アトピー同等にしつこいかゆ~い湿疹

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汗疱(かんぽう)も手強い!! アトピー同等にしつこいかゆ~い湿疹

 

手の甲が真っ赤に腫れ上がり、指が太鼓を叩くバチのようになってしまう重度の手のアトピー。よくみると、指には小さい水疱がたくさん!! これってアトピー?

 

手や指の湿疹で皮膚科にかかると、「主婦性湿疹」「接触性皮膚炎(かぶれ)」「アトピー性皮膚炎」などと診断されることが多いです。
今回は、この3つの湿疹の違いと、よく間違われる「汗疱(かんぽう)」という湿疹について説明していきます。

まず3つの湿疹の違いは、ざっくり分けると、体にも左右対象の湿疹があり炎症と乾燥を繰り返しているようであれば「アトピー性皮膚炎」、湿疹が部分的で金属や薬品に触れて突発的に起きている場合は「接触性皮膚炎(かぶれ)」、主婦性湿疹は接触性皮膚炎が難治化したものとみることができます。
※もちろんこの他にも、手や指の湿疹の種類はたくさんあります。

手や指の皮膚の厚さは、目の周りや口の周りに比べると厚いので、皮膚の厚さだけでみるとアトピーが出にくいと考えることができますが、関節がたくさんあり汗が溜まりやすい、常に外気に触れている、薬品(洗剤等)で日常的に刺激を受ける、こういった理由から、アトピー体質の方が手や指にもアトピーを発症するケースも多々あります。

手のアトピー性皮膚炎

手のアトピー性皮膚炎

汗疱(汗疱状湿疹:かんぽうじょうしっしん)

「汗疱(かんぽう)」とは、手のひらや足の裏にできる小さな水疱(水ぶくれ)です。水かきや指の外側、爪の周囲に出る場合もあります。強い痒みがあり、水疱を潰すと痒みが軽快しますが、湿疹化し、乾燥と炎症を繰り返すようになります。

痒いので、よく「水虫」と間違われますが、真菌による湿疹ではありません。
水虫を患っている家族がいる、最近銭湯やプール等に行った、等に覚えがある方は、まずは皮膚科で真菌の有無を調べてもらってから対処法を考えましょう。水虫の場合は抗真菌薬が必要となりますので、素人判断は厳禁です。

汗疱は、

水疱ができる

水疱がつぶれる(掻き壊す)

乾燥しひび割れる

落ち着く

また水疱ができる

を繰り返し、難治化します。
特に手の汗疱は、水や薬品に触れる機会が多いため、汗疱状湿疹が落ち着くことなく常にじゅくじゅくしたり、湿疹が広がるケースもあります。

手の小指にできた汗疱が破れ乾燥している状態

手の小指にできた汗疱が破れ乾燥している状態



手の関節部分にできた汗疱が破れ乾燥しひび割れている状態

手の関節部分にできた汗疱が破れ乾燥しひび割れている状態

汗疱・汗疱状湿疹の対処法

汗疱や汗疱状湿疹を根治させる薬はありません。
アトピー性皮膚炎と同様、ステロイド外用薬による対処療法が主になります。

症状によりステロイド外用薬が処方されますが、手や足の皮膚の浸透率が低いので、比較的強度の高いストロングレベル(フルコート軟膏等)を処方されるケースが多く、炎症を伴っている場合は抗生物質配合のリンデロン-VG軟膏等が処方されます。
痒みや炎症が軽減されない場合は、ベリーストロングレベルのフルメタ軟膏や、最も強力なデルモベート軟膏等が処方されるケースもあります。
ステロイド外用薬による対処療法では、一時的な軽快をみせても数日経つとまた汗疱がぶり返し、水疱と乾燥を繰り返すのが特徴的です。

汗疱状湿疹の難治化|ステロイド外用薬の長期使用の代償

アトピー性皮膚炎におけるステロイド外用薬での対処療法と同じように、汗疱状湿疹においても、ステロイド外用薬の長期使用による「ステロイド皮膚症」等の副作用は表面化します。
ステロイド外用薬の使用は賛否両論あり、適した使用方法を続ければ湿疹をコントロールすることができ、健康な方と変わらない日常生活が送れるようになりますが、根治療法ではないという点と、最強のステロイド外用薬も効かなくなるといった望まない結果になるケースもあります。

これを防ぐためには、
■皮膚科医による正しい診断(セカンド、サードオピニオンを受ける)
■スキンケアによる対処をする
■原因・起因を徹底的に排除する
■生活習慣や食生活を見直す
こういった方法を積極的に取り入れ、自然治癒(皮膚再生)能力を高めることが大切です。

ステロイド外用薬の副作用。赤みと腫れを伴い強く炎症を起こしている。

ステロイド外用薬の副作用。赤みと腫れを伴い強く炎症を起こしている。



ステロイド外用薬の副作用が軽快してきた状態。落屑が起きている。

ステロイド外用薬の副作用が軽快してきた状態。落屑が起きている。

「甘皮」が無くなり「爪」がデコボコに

汗疱や汗疱状湿疹が指先にできると、爪を包み込むようにしてある「甘皮(あまかわ)」が無くなってしまいます。
甘皮は、爪が正常に生えてくるのをサポートするもので、角質の固まりです。甘皮も皮膚と同じように絶えずターンオーバーしており、炎症でターンオーバーに異常をきたすと、甘皮じたい作られなくなってしまいます。

甘皮がないと爪はまっすぐ生えてこれません。ですから、汗疱や汗疱状湿疹を長く患っていると、徐々に爪がデコボコとした形状になっていきます。
甘皮が正常に作られるようになると、自然と爪もまっすぐ生えてくるようになります。

爪周囲にできた汗疱状湿疹で甘皮が無くなった状態

爪周囲にできた汗疱状湿疹で甘皮が無くなった状態



爪がでこぼこな状態

爪がでこぼこな状態

 

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