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アトピーにはいいこと尽くし「腸内フローラ」

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アトピーにはいいこと尽くし「腸内フローラ」

「血液の質は腸が決める」と専門医がいうように、腸内細菌(腸内フローラ)を整えることはアトピー対策の秘訣です。すべて「食生活」が関係しています。

アトピー対策で一番大切なことは「食生活」です。食べたものを消化し、血液の素を作ったり栄養を発信するのが「腸」。そして栄養を運搬するのが「血流」です。

腸には、さまざまな役割をする「腸内細菌」が100兆以上も生きています。腸内細菌は、人間が食べたものをエサにして、互いに助け合いながら生きています。その様子が “花畑(フローラ)” に似ていることから、腸内にいる細菌を総称して「腸内フローラ」と呼んでいます。「美腸ダイエット」「究極のアンチエイジング」などの美容面でのキーワードでも、テレビや雑誌でも話題になっています。

どんな菌がどのくらいの割合で生きているのかは、指紋が違うように人それぞれ全く違います。

ゴールデンバランスは、善玉菌 2:悪玉菌 1:日和見菌(ひみよりきん)7 の割合です。腸内フローラのバランスは5歳までに決まると言われていますが、日々の食生活で腸内フローラのバランスは変わっていきます。

腸内細菌の種類は約1,000種類あり、体にとって良い働きをする腸内細菌(HDL)、悪い働きをする腸内細菌(LDL)、どちらにも属さない腸内細菌の3つにグルーピングされます。このHDLやLDLは、健康診断で「悪玉コレステロールが多い」などと言われる数値です。

健康診断でわかる腸内細菌の標準値

  • LDL(悪玉)コレステロール値  60~119mg/dl
  • HDL(善玉)コレステロール値  40?99mg/dL

善玉と悪玉の比率、つまり腸内細菌バランスが2:1になっているかどうかも「LH比」でわかります。
LDL ÷ HDL = LH比 悪玉÷善玉で腸内細菌バランスがわかります。

LH比でわかる理想的な腸内フローラ(腸内細菌バランス)

  • 1.5 以下 正常
  • 2.0 以上 やや悪玉多し。血管が硬くなっている可能性あり(動脈硬化)
  • 2.5 以上 悪玉多し。血栓(血の塊)ができる可能性あり(心筋梗塞・脳梗塞)

このように、腸内細菌の数やバランスは体調管理の基本中の基本です。
今回は、星の数ほどいる腸内細菌の中で、アトピーや肌の健康に関わる腸内細菌にだけフォーカスをあて、解説していきます。

アトピーにはいいこと尽くし「腸内フローラ」
 

腸内細菌が作る「エクオール」がアトピー対策の鍵

健康肌でキメが整っている方に美肌のコツを聞くと、「特に何もしてない」と言われることがあります。
絶対ウソだ!と思っていましたが、腸内細菌が作り出すある物質が、このことに関係していました。

その物質とは「エクオール」

エクオールは、肌の健康維持やアンチエイジング効果が科学的に確認されており、アトピー肌の改善の早さや肌の再生力に直接関わっています。

エクオールを作れる腸内細菌は誰もが持っているわけではなく、日本人の2人に1人しか持っていません

「何もしなくても肌がキレイな人」はエクオールを作り出す腸内細菌を持っている人で、持っていない人は、残念ながらアトピーやニキビの痕が残りやすかったり、肌荒れがなかなか改善しない人なのかもしれません。

ただ、エクオールを作れる腸内細菌を持っていても、大好物のエサがないと、エクオールは仕事をしてくれません。

そこで関わってくるのがやはり、食生活です。
エクオールの大好物とは「大豆」です。

大豆そのものにエクオールが含まれているわけではなく、大豆に含まれる「イソフラボン」を腸内細菌が変化させることでエクオールは生まれます。
「たぶん私はエクオール作れてない…」と感じた方も、大豆イソフラボンによる美肌効果は期待できますので、大豆は積極的に食べましょう!

腸内細菌が作る「エクオール」がアトピー対策の鍵
 

実はアレルギー性のアトピーを抑制していた腸内フローラ

免疫細胞が暴走して起こるのが、アレルギー性の高いアトピーや花粉症です。
(アレルギー性のアトピーについてはこちらを参考にしてください「アトピーとIgE アレルギー検査」

暴走するのが「T細胞
暴走を止めるのが「Tレグ

と呼ばれる免疫細胞で、「Tレグ」が増えるとアレルギー性のアトピーは軽快します。
このTレグを増やすのが、「短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)」という物質で、食物繊維が大好物の腸内細菌が作り出しています。

ここでまた「食生活」に関わる「食物繊維」が出てきました。
食物繊維は比較的摂りやすいですから、野菜やごぼう茶などで毎日どんどん摂り入れて、アレルギーに強い腸内フローラを目指したいですね。

実はアレルギー性のアトピーを抑制していた腸内フローラ
 

食生活が司る腸内フローラ

腸内フローラとアトピーの関係についてまとめると、

  • アトピー改善に有効な物質「エクリオール」を作る腸内細菌のエサは「大豆」
  • アレルギー性アトピーを食い止める腸内細菌を元気にさせるのは「食物繊維」

どちらも「食生活」が関わっていることがわかりました。
アトピーがなかなか治らないとお悩みの方は、今日から食生活による腸内フローラ最適化を始めてみてください。

それにしても、昔から言われている「肌は腸で作られる」という一説は「腸内フローラの最適化」のことだったんですね。おばあちゃんの知恵袋的な一説を現代医学が解き明かした事実に他なりません。

 

参考にさせていただいた書物
『腸内フローラ10の真実』著:NHKスペシャル取材班
『2週間で腸が若返る美腸ダイエット』著:小林 暁子 他1名

 
 

アトピーで悩んでいる友達にも教えてあげてね♪



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